呼吸は自律神経と密接に関係しています。深呼吸は、副交感神経の働きを活発にしてリラックスできる健康法として知られています。
実は、疲れた時や嫌なことがあった時に、ついつい出てしまうネガティブなイメージの『ため息』は、身体の緊張をゆるめて呼吸を整える防御反応で、ストレス発散や気持ちをリセットするための呼吸なのです。
現代人は、スマホやパソコン作業、さまざまなストレス等により、無意識に呼吸が浅くなっていることが多く、それが自律神経の乱れや慢性的な疲れにつながっています。
ため息には、深呼吸や腹式呼吸と同様、副交感神経を刺激し自律神経のバランスを整える働きがあります。実際には、深呼吸よりも効果があると言われていますが、その違いは呼気の長さです。深呼吸では吸う量:吐く量が1:1に対し、ため息は1:2で、吐くことを意識した深い呼吸なので、腹式呼吸になりやすく、より効果的に副交感神経優位に切り替わり、血流が改善します。
ため息をつきたくなるのは、身体がストレスを逃がそうとするサインだと捉え、ストレス・プレッシャー・不安を感じた時には、リラックス効果抜群の『ため息呼吸』がおすすめです!
ポイントは、
・吸う時間より吐く時間を2倍長くすること
※3秒鼻から息を吸い、6秒かけて口から息を吐き切る
・人の顔を見ないで「ふぅ~」と声を出すこと
※まわりに人がいないところで、やりましょう
いつでもどこでもできる身体が喜ぶ呼吸を身につけて自律神経を整えましょう!

自律神経を整えて、頭痛・肩こり・めまい・耳鳴り・疲労など様々な不調を解消!