私たちの身体のさまざまな器官や機能は、36℃~37℃の体温で正常に動くように構成されています。しかし今、35度台という低体温(深部体温が低い)の人が増えているようです。
体温と免疫力は深く関係しているため、体温が下がると血流が悪くなり、病気から身体を守る免疫力の低下につながります。1℃下がると、免疫力は30%下がると言われ、細菌やウイルスなどの病原体に感染しやすくなります。また免疫に関わる腸の働きも低下します。
低体温が続くと、インフルエンザのリスクが高まることはもちろん、疲れやすくなる、風邪をひきやすくなる、風邪がなかなか治らないといった症状も出るため、健康維持には体温を上げることが大切です。
体温が低めの方は、早めに体質改善をしましょう!
・食事は、冬に旬を迎える野菜や寒い地方でとれる野菜・発酵食品・ショウガ・ネギ・にんにくなど、身体を温める食材を積極的に摂る
・白湯(起床後・就寝前)やしょうが紅茶を飲んだり、毎日みそ汁を摂る
・軽い運動(スクワット・ウォーキングなど)をしたり、エレベーターやエスカレーターを使わずに階段を使う習慣をつける
・首や足首を冷やさない(マフラー・ネックウォーマー・レッグウォーマーを着用)
・入浴はシャワーでなく、湯船につかる
低体温は冷え性と異なり、自覚がないまま進むこともあるので、健康被害を防ぐためにも日頃から身体を冷やさない生活習慣を心がけましょう。